明るい人がうつになる? [性格とうつの関係について]

皆さん、明るい人が鬱になりやすいという話を聞いたことがありますか?

私は実際にこれは正しいのではないかなと思います

Twitterを見ていても元気な時は明るい発言をする人も多いし、病院や就労支援事業所で出会った人たちは基本的に明るくて穏やかな人が多いです。

だからこそ、自分の弱みを見せられずに、うつ傾向になってしまうのかもしれませんが

かくいう私も周りからすごく明るい人間って言われます。

そこで、今回は性格とうつの関係について気になったので調べてみました。

目次

性格とうつ病の関係

几帳面な人ほどうつになりやすい?

これはよく言われることですよね。

これは几帳面な人はストレスを受け流すことができず、そのストレスに対して真剣に考え込んでしまうことが原因だと思います。

私もそうですが、「まあいっか」って考えることが非常に苦手です。

小さいことでも、あれって大丈夫かなとか、こうしておけばよかったかなとかそういった感情に苦しめられます。

意外と自分が心配に思っていたことって、実際そんな心配するほどのことじゃなかったっていうパターンがよくあります。

でもいざその場になると、目の前のことで頭がいっぱいになってしまってどうにもこうにもできなくなるんですよね。

対策法

几帳面・真面目な人がうつを遠ざけるには「レジリエンス」を高めることがいいとされています。

レジリエンスとは直面した物事に対して耐える力で、回復力とかバネの弾力性みたいなイメージです。

心が折れないように、いかに心のしなやかさを持っているか、ということになります。

ストレスを受け流すことができる人ほどレジリエンスが高いと言えます。

レジリエンスを高めるには、その日あったポジティブなことを書き出してみることが良いとされています。

例えば、

  • 今日食べたかつ丼が美味しかった。
  • 髪型を変えたら同僚に褒められた。
  • 夜散歩したら、夜風が気持ちよくていい気分になった。

このような感じです。これをできるだけ多く、寝る前に書くと良いとされています。

ポジティブな思考を寝る前に蓄えることで、睡眠の質も上がりますし、いい朝が迎えられます

あまり難しく考えず、気楽にやるのがいいと思います。

私もぜひ取り入れてみようかなと思いました。

明るい人ほどうつになりやすい?

さて、明るい人ほどうつになりやすいという話ですが、これは自分の苦しいという感情にふたをしてしまい、悩みを打ち明けられず、人前では明るく振る舞ってしまうことがかえって負担になるということから起こり得る現象だとされています。

几帳面な人がうつになりやすい原因とよく似ていますよね。やっぱり根本にあるのは、ストレスを受け流せない、吐き出せないということです。

だから昨日まであんなに元気だった人がいきなり会社に来なくなって、ふたを開けてみればうつだったなんてこともありますし、

芸能人にうつ病の人が増えているのもこういう理由があるのではないかなと感じました。

このようなうつ病は「微笑みのうつ病」と言われることもあり、正式には持続性抑うつ障害(PDD)と言われます。

微笑みのうつ病「持続性抑うつ障害(PDD)」について

PDDとはうつ状態が一日中ほとんど続いている状態で、それが二年とかそのくらいの規模感で続いている人のことを指します。

PDDはどの年齢でも起こり得る病気で、医薬療法やカウンセリング、生活習慣を変えることで治療していきます。

いわゆる抑うつ状態がずっと継続しており、何事も楽しめなくなっている状態ですね。

一般的なうつとの違いは?

PDDはうつ病の一種です。うつの度合いは少し弱いですが、持続性があります。大人では二年間、子供では一年間ほど続くとされています。

この期間で、二か月間連続して同じような症状が見られるとPDDの判断基準となります。

実際、アメリカでは人口の3%以上の人が人生のうちで経験しており、PDDは女性や、その症状を持った家系に見られやすい特徴があります。

何がPDDを引き起こすのか?

完全に解明されたわけではありませんが、PDDはセロトニンレベルの低下が原因ではないかという研究がされています。

セロトニンというのは良い状態の感情をコントロールするホルモンであり、体の機能にも影響を及ぼします。

PDDはトラウマになるような出来事が原因になることもあります。

例えば、仕事を失ったり、愛する人を失くしたり、犯罪にあったりすることです。

どうやって治療していくか?

最も効果的な治療法は薬と対話カウンセリングの両方を行うことです。

一般的なうつ病への対処法と変わりません。

私が思うに、PDDに対しては周りの気づきが一番大切なのではないかなと感じました。

前述のように、PDDになる人(明るく振る舞える人)は周りに頼ることが苦手だし、ストレスを受け流すことができません。

そこに、「大丈夫?」とか「最近なんかあった?」って声をかけてくれる人がいたらどれだけありがたいか。

私も人に言えないまま、一年間ぐらいつらい時期が続いて、本当に自分でもどうしたらいいかわからない日々が続きました。

限界まで来たときに両親に話を聞いてもらったり、医者に行って話を聞いてもらった時には涙が止まりませんでした。

自分の背負っていた荷物が軽くなった気分でした。

なので患者当人は難しいかもしれませんが

「自分の不安を思い切って告白してみること」 「思い切って休んでみること」

周りの人は

「困っていそうな人がいたら声をかけてみる」

ということをするのが大事だと思います。

この記事に関してはこちらのサイトを参考にさせていただきました。

まとめ

今日は、明るい人ほどうつになりやすいということについて考えてみました。

明るく振る舞える人は、周りに気が遣えて、周りにできるだけ迷惑をかけないようにしようとします。

自分のことより、他人のことを大切にしようとする人が多いのではないかなと思います。

こちらの記事にあるようにHSPの気質も関係しているかもしれません。

それはすごくいいことでもあります。優しくて周りに気が遣える。

でももっと自分に優しく生きていいのではないでしょうか

周りを盛り上げることに全力にならず、自分の心の声にも耳を傾けてみる

そうするだけで人生は少し楽になるかもしれません。

あなたの人生が少しでも豊かになりますように。

おしまい

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この記事を書いた人

大学院卒業後、体調不良により内定していたメーカーへの就職を断念。療養後、再び研究関連の仕事をしています。
英語学習・プログラミング・ファッション・k-popなど自分の好きなことをブログで発信しています。自分を大切に好きなことをしながら生きていけるように日々模索中です。

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