こんにちは。私は毎日コツコツ英語学習を続けている筆者です。
今回は自分の使える英語表現以外の表現で会話をすることができるようになるトレーニングである
「スクリプト法」
なるものを英語学習に取り入れ、その感覚が結構よかったので感想を書いていこうと思います。
筆者の英語学習歴
簡単ですが、以下の記事で私のこれまでの英語学習や、能力について書いていますので、
ご興味のある方はこれらをご参照頂けますと幸いです。
参考にした動画
スクリプト法は以下のyoutubeの動画で知りました。
この動画を見てなるほどと思う点が多かったのでスクリプト法を取り入れてみることにしました。
ただ全く同じようにやるのではなく、自分なりに少し工夫してやっていますのでその部分もご紹介できればと思います。
スクリプト法とは
上記の動画にも説明されていますが、スクリプト法をここで簡単に説明したいと思います。
スクリプト法は、簡単に言うと英語ネイティブの方が話している動画（ここではyoutube動画を使用して練習します）
を文字起こしして、その表現が完璧に身につくようになるまでひたすらリピーティング、シャドーイングを繰り返すものです。
未熟な状態で英会話をすると、つい自分が使いやすい表現ばかり使ってしまうと思います。
私も少しは話せるのですがいつも似たような表現かつ日本人っぽい表現が多くなってしまって何か改善方法はないかと模索していたところでした。
そんな現状を打破できる練習法だと思います。
英語を長いこと勉強していると、何ができないかは結構明白になってきます。
例えば、私の場合だと
- 英語表現のバリエーションが少なく、決まったトピックに関しては結構話せるが、柔軟性が無い。
- 会話の中で考えながら話すため、言葉に詰まってしまうことがよくある。
このような状態です。
まだまだ日本語脳であることを実感していますが、結構使い慣れている表現って頭で考えなくてもそのフレーズごとスラスラ話すことができます。
なのでこういう風に話せる表現をたくさん増やしていけば一番ストレスが無く、自由に英語が話せるのではないかと思いこの勉強法にたどり着きました。
同じように感じている方がいらっしゃったら結構有益な方法なのでぜひ試してみてください。
長くなりましたが、以下でやり方を説明していきます。
STEP0: 動画選び
まずここが結構難関ですよね。
どういう動画を選ぶかによって学べるものが変わってくると思うはずです。
しかし、私的には動画はなんでもいいと思います。
理由としては、どんな動画でも、英語を学んでいる人にとってネイティブの会話の中には学べることが必ずあると思っていることと、動画選びに時間をかけすぎて何もできない時間が一番無駄だからです。
でも最低限以下のルールを守って頂けるとより効率よくなるかと思います。
- 英語ネイティブの動画を選ぶ（自分が将来行きたい・留学したいなどの願望のある地域の英語ネイティブの動画を選べればなおよし）
- 自分が好きまたは共感できるような内容の動画を選ぶ
- 会話でも一人語りでもいいが、話しているシーンの多い動画を選ぶ
いろんなジャンルがありますが、個人的には旅行が好きなので自分語りの多いVlogや自己啓発に関して英語で熱く語っている動画を多用しています。
STEP1: 文字起こし (ディクテーション)
まずは動画の中にある英語表現を一語一句落とさず書き起こします。
この時にやり方はいくつかあるので、分けて紹介します。
ノートに自分で書く（ディクテーション）
まず動画を見ながらノートに実際に英語表現を書き起こす方法（ディクテーション）です。
この方法のメリットとしては、自分で実際に動画を見て聞こえてきた英語表現をノートに書き写すので、新出の表現に出会ったときに理解しやすいところだと思っています。実際に書いてみて、語順や文法、時制の違いなどが一目でわかるので、文法に関する知識を深めたい方にお勧めかなと思います。
デメリットとしては、とにかく時間がかかることです。理解が深まりますが、その分書かなくてはいけない英語の量がとてつもないことになるので、途中で挫折してしまう方も多いのではないかと思います。
英語を書くことにあまり抵抗のない人はこの方法でいいかと思いますが、それが結構しんどい方には以下の方法をお勧めします。
Youtube動画のスクリプトのコピペ
私は実は書くのがしんどいので、この方法を採用しています。
英語字幕のあるYoutube動画はGoogle chromeの拡張機能を使うとスクリプトを全表示してくれるという便利なものが存在します。
やり方としては、まずgoogleでglasp web Highliterと検索します。そのページをクリックすると
このような画面が出るかと思いますので、 add to chromeを押します。
ダウンロードが完了したら、chromeを開き、右上にある、
のアイコンの左から二番目のマークをクリックし、glaspのアクセスを有効にします。
これでお好きなYoutube動画を開いてみると、右上に
このバーが出現しているかと思いますので、これのバーを押していただき、一番左のアイコンである
copy transcriptを押して頂けるとその動画の英文すべてがコピーされます。
あとはそれをワードなどに貼り付けてわからない単語は適宜調べるという形になります。
注意点としては、これは自動生成された英文を表示してくれているので、多少の間違いがある場合があります。
しかし、今までやってみた中ではおおむねあっていましたし、あまり問題ないかと思います。
- 英文を書くのに抵抗が無い人は動画の英語を聞きながらディクテーション
- 動画上のスクリプトをコピーしてわからない部分のみ調べてもOK
STEP2: わからない表現を調べる
ここから文章を精読していきます。
私はわからない単語や表現はほとんどChatgptを使用して調べています。
Googleなどで検索してもいいのですが、Chatgptを使用するとわからない一文そのまま検索すると、最適な回答を出してくれることが多いです。
単語のみの検索であれば、Googleなどで検索しても出てきますが、文のつながりなどを考慮した意味を的確に出してくれる非常に優秀なツールだと感じています。
まずChatgptに
「これから入力する英文をすべて日本語訳にし、単語の場合は追加で例文も表示してください」
という風に命令しておけば検索ボックスに英文や単語をコピペするだけで簡単に意味を知ることができます。
今まで使ってみた感じでは、回答の質も相当いいので、Chatgptで十分かと思います。
追加の例文を出してもらうことで、他の使い方もわかり、実際に自分の状況に合わせて使えるように理解できます。
単語や表現を調べてみてもよくわからないし、検索の仕方を考えるのが面倒でストレスになって英語学習を中断してしまうという経験が自分にはあったので、そういうストレスを軽減できるという意味でも非常に画期的な方法だと思っています。
↑Chatgptでの検索例
- Chatgptを使用し、わからない単語や文を徹底的に調べる
- 同時に例文も調べることでどのようにその表現が使われているかを調べる
STEP3: 音読（表現を口に慣れさせる）
ここからついに音読の段階ですが、音読にもいくつかポイントがあるので、紹介したいと思います。
まずはSTEP2で調べた単語・フレーズの意味をしっかりと意識しながらゆっくり音読します。
この時、一つ一つ日本語に変換するのではなく、文章からその情景を頭に思い浮かべながら音読します。
読みながら意味があまり理解できない場合は、もう一度わからない部分を調べなおしたり、意味を整理したりします。
理想的には、動画の演者の方と全く同じように全ての文を話せるようにするというところを目標にするので、
発音や会話のテンポなども完コピするイメージで音読をします。
ある程度情景が思い浮かびつつ、スラスラ言えるようになってきたら次のステップです。
STEP4: 音読（高速リピーティング）
次は、英文を高速で読む練習です。
実際にその表現をネイティブレベルで使えるようになるには、考えながら英語を話していては追いつけません。
文の途中で止まらず、その文全体を通して話せているときはその表現をいちいち頭で考えなくても自然と口から出ていますよね。
その状態になるまで、全ての文章を練習します。ネイティブと同等の速度・発音・テンポでひたすら唱えます。
発音がわからなかったりした場合は、動画を見て確認したり、調べます。
またこの高速リピーティングで意識することは、心を込めて読むことです。
話している内容に合わせて感情をこめて強調したり、緩めたりという風に緩急をつけながら音読します。
こうすることで、実際のネイティブの話し方により近くなりますし、脳にインパクトが残るのでフレーズも定着しやすくなります。
どんな場合もそうですが、音読において心を込めることはかなり重要なポイントです。
途中で動画を見ながら真似をして発音してみるシャドーイングも織り交ぜて音読するとさらに良い効果が期待できると思います。
- 最初はスラスラ読める・情景が思い浮かぶまで唱え続ける
- ネイティブレベルのスピードかつ心を込めて音読を繰り返す
STEP5: 実際に使ってみる
動画内で学んだ表現を実際に使ってみましょう。
やはり自分の状況に落とし込んで英語の表現の使い方を学ばないとなかなか自分のものにはなりません。
使う場所としては、もちろん実際にネイティブと話して試してみるのが一番ですが、なかなか難しいと思いますので
上記で紹介したChatgpt相手に会話をしてみるのもいいでしょう。
しかし、日本にいても無料で簡単にネイティブの方とつながることができる方法もあります。
下記の記事で私がよく使用している言語学習アプリの感想を書いているのでよかったらご覧ください。
私も結構ここで学んだ英語表現を試しています。
全体のまとめと感想
いかがでしょうか。私は一日にそこまで長い時間を取ることはできないのですが、毎日この学習法で勉強を続けています。
理想的には1～2週間ぐらいで1つの動画(10分ぐらい)をスラスラ言えるようになる感じでしょうか。最初はかなり難しいかもしれないので、1か月など長い期間をかけてやってもいいと思います。
大事なことは継続することです。私は今まで意味もなくいろんな動画を見漁ったりしていましたが、結局身についた感じはしませんでした。
何がダメだったかと考えると、見てふーんと思ったことを自分で使いこなせるまで落とし込まなかったことが問題だと思いました。
インプットの量はもちろん重要ですが、実際にインプットしたものがどこで使えるか、自分に置き換えるとどういう表現になるかといった部分がわからないとなかなか身につかないものです。
人間は思っているより必要に駆られないと、吸収しないものですから。。。
そこで一つの動画の中の表現を徹底的に理解し、落とし込み、自分の表現として身につける。
このプロセスを繰り返さない限り、今のレベルからのレベルアップはないかなと思いました。
皆さんも良ければこの方法を試し感想を教えてください！
最後までご覧いただきありがとうございました。
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